イチジクおじさん

先日、畑に出かけたら、イチジクおじさんがやって来た。

このおじさんはイチジクが好物のようで、時々我が家のイチジクを収穫されています。


イチジクおじさん 「この緑色のデカイイチジクのは美味しいなぁ、枝を来年譲ってくれよ」

仙人  「あぁ、ダルマティーですね、いいですよ」

イチジクおじさん 「それから・・・ちょっとこっちに来いよ」

といいながら畑の奥のほうへと歩いていきました。

途中、サルタンやDoreeが熟しているのに目もふれず どんどんと奥へと歩いていきます。

そして昨年植えつけた小さなイチジクの木を指差し、

イチジクおじさん 「この畑の中で一番美味しいイチジクはこれだな!この品種の枝も譲ってくれよ。なんて名前だ?」

(はぁ・・・ 私はまだ食べたことの無い品種なのに・・・なんで私より先に食べるんだ


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仙人 「LSU Everbearing という名前です。小さなイチジクだけどこれが美味しいんですか?」


イチジクおじさん 「なんだ?オマエ食べたこと無いのか」

(おい!おい!おじさんが食べてしまうから私が食べれないんだろ



そんなわけで、熟した小さな果実を1個のみ収穫し持ち帰りました。


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果重は20グラム程度で小さなイチジクですが、白肉系の滑らかな肉質で、

なんと 糖度26.5度でした。

う~ん、イチジクおじさんの舌おそるべし

今年のイチジクは総じて糖度が低いのですが、路地栽培でこれだけ高ければポットで30度オーバーを

狙える品種かも知れません。

赤肉系の高糖度品種は沢山ありますが、風味と舌触りの良い白肉系でこれだけ高糖度な品種は

あまり無いように思います。




LSU EVERBEARING

LSU とはLouisiana State University(ルイジアナ州立大学)のことだと思います。

エドオルーク博士が作り出したハイブリッド品種でありルイジアナ州では7月から秋まで

収穫できる四季成りイチジクだそうです。

果肉は琥珀色で品質は極上の優れたイチジクだそうです。






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[ 2011/10/07 00:07 ] 新品種 | TB(0) | CM(18)

ゴッドファーザー

Yaizu様からBlanche d'Argenteuil の近況を教えて下さい、とのことで

畑に出かけたのですが、熟した果実がありませんでしたので8月に写した写真を。

この品種は熟期が早く8月中旬から収穫可能な品種なんです。


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そしてこれは昨年写した写真ですが、本当は楕円形じゃなく もっと丸っぽい果実です。

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果重は60g程度、昨年の糖度は25度を示しました。

肉質は白色系ですから非常に滑らかで

悪天候でも目が割れることなく昆虫の被害が少ない品種だと思います。

そして、まだ2年しか収穫していませんので断定はできませんが、最大の特徴は

超豊産だということです。

昨年の春、植えつけた1年生苗木の主幹部は発芽せず、その脇から伸びてきた

いわば0年生の枝に鈴なりに果実が付き驚きました。


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これが、そのときの画像です。

画像左下に見える枝が枯れた1年生の枝であり、果実の付いている枝は当年の春に地面から伸びてきた枝なんです。



私が栽培してる果肉が白色系の品種は、ブルンスウィック、ビオレッタ、ホワイトマルセイユ

ポルトゲス、アーチペル、シュガー、リサ、ラッタルラ、あたりですが・・・


ブルンスウィックのように果実が腐敗せず、ビオレッタより豊産で、

ホワイトマルセイユ、シュガーより果実が大きく、ポルトゲスより糖度が高く

アーチペルのような変形果が無く、ラッタルラより滑らかな肉質。


欠点は?

まだ定かではありませんが、果実が付き過ぎるためなのか、同時期に植えつけた他の品種と

比較しますと樹勢が弱いように思います。

そして、果皮も柔らかい部類に入ると思います。




さて、ここからがゴッドファーザーの話題

先日のこと、

Blanche d'Argenteuil なんて覚えにくい名前だから改名したら?

ええっ たとえば?(たしかにブランシュダルジャンテイユなんて覚えにくい)

黄色い月のような果実だから「セプテンバームーン」がいいんじゃないの?


セプテンバームーン?って竹内マリアじゃないんだから

それに9月に熟すんじゃなく、熟すのは8月のお盆頃だぞ。

「イエローボン」のほうがいいんじゃないか



皆様の投票をお待ちしてます。


近所のイチジク好きなおばちゃん 「セプテンバームーン」


仙人  「イエローボン」






[ 2011/09/11 08:51 ] 新品種 | TB(0) | CM(18)

Blanche D'argenteuil

フランス産の難しい名前のイチジクです。

ブランシュダルジャンテイユとしましょうか

この品種は以前にも紹介しましたが、黄色い果皮で琥珀色の果肉をもつ超豊産の

甘いイチジクです。


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そしてこれは、品種が不明ですが昨年の糖度ランキング1番のミステリーナインです。

今年はあまり果実が着果していませんがどうなりますか・・・





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そして最後に・・・

定番のカミキリ君です



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[ 2011/08/03 22:04 ] 新品種 | TB(0) | CM(8)

Champagne

この品種はコンディット博士と並ぶ育種家、ルイジアナ大学教授Ed O'Rourke博士が

作り出したハイブリッド品種です。

果皮色は金色で、味と品質は傑出し閉じた目を持ち悪天候でも実が損傷しないそうです。

数々のハイブリッド品種を生み出したエドオルーク博士の一番お気に入りの品種のようです。



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たしかにバナーネのようにうなだれず細く伸びたクビに気品を感じますね

でもきっと果実は小さい予感。





[ 2011/08/02 00:07 ] 新品種 | TB(1) | CM(14)

Beall

この品種は1920年代にカリフォルニアで偶発実生でW.A.Beallにより見つけられた

夏秋兼用種です。

果皮は紫がかった黒色で果肉は琥珀色、甘みと質が良い濃厚な食味だそうです。


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[ 2011/08/01 23:57 ] 新品種 | TB(0) | CM(4)

Alma

この品種はA&Mテキサス大学の栽培プログラムにより1940年に発表された

とても甘いイチジクだそうです。

金褐色の果皮で果肉は琥珀色、耐寒性のある夏秋兼用種です。


Almaは、この冬に野ネズミに根を食べられてしまい成長が悪くほとんど

枝が伸びていませんが、さて収穫できるでしょうか



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[ 2011/08/01 23:52 ] 新品種 | TB(0) | CM(2)

flanders

1年生の苗木に夏果が付いたので収穫してみました。

この品種は、コナドリアを作り出したコンディット博士が1975年に

世に送り出したアメリカでは人気のハイブリッド品種です。

秋果は、豊産性で裂果しにくく糖度は25度にもなり家庭果樹用に人気の品種だそうです。


今回は、高さ30cm程度のポット苗に1個のみ夏果が付いたのですが、台風による連日の

雨でポット苗はたっぷり水を吸い込んでますから期待できません

糖度は、25度-7で18度程度を予想していましたが・・・・・

12度でした


う~ん  今回はフランダース本来のスペックじゃぁ無いだろうな。


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[ 2011/07/21 23:38 ] 新品種 | TB(0) | CM(16)

Blanche d’Argenteuil

白肉系のイチジクと言えば、アーチペル、ホワイトマルセイユ、ポルトゲス等ありますが

やはりイチジクの主流はねっとりと甘い赤肉系なのでしょうか。

私が子供の頃、美味しいと思ったイチジクは白肉系のイチジクでしたから

今でも白肉系を探し求めてしまいます。

Blanche d'Argenteuil

ブランシュダルジャンテイユと発音するのでしょうか?(相当怪しいか)

フランス産の白肉系イチジクで、果皮色は黄色 夏秋兼用種で夏果は100gにもなり

秋果は甘く非常に滑らかな肉質でビオレッタより滑らかだと思います。

そして最大の特徴は超豊産性、そして熟しても目が閉じています。

1年生苗を植え付けいきなり鈴なりなんです  (昨年の秋に撮影)


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ポットに植えつけたブランシュ君にも小さな秋果がついてます。

この感じだと収穫は8月下旬から9月上旬になりそうですが

今年は、他の白色系品種と比較してみようと思っています。




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[ 2011/06/16 00:32 ] 新品種 | TB(0) | CM(16)

ZIDI

以前イチジクを栽培されている農家のオジサンに質問しました。

ネコブセンチュウに対する対策は何か施されてますか?

「いや、農薬は何も使っていないが、感染に気付いたら全てのイチジクを抜き取り

1年間畑に水を張り、新たに苗木を植えつけるんだよ」

「今栽培してるイチジクは3代目だよ」

ありゃ・・ それは私には出来ないわ! そもそも砂丘畑だから水を張るなんてできるわけがない

この方法でイヤ地も解消されるそうです。

イヤ地現象とは連作障害のことで

イチジクを栽培した跡地にまたイチジクを植え付けますと成長が著しく阻害されることです。

 

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この苗木はチュニジア原産のZIDI(ジディ)という品種です。

果実は大きく甘さ控えめであまり美味しくないとの噂ですが、台木として注目されて

いる品種のようです。

現在、台木として使用されている品種は、株枯病に対し抵抗性を持ったセレスト、ブラックイスキア等

ですが、このZIDIはサツマイモネコブセンチュウ及び連作障害(イヤ地)に抵抗性を持った

救世主のような品種です。


フランス baud社のイチジクリストを見ますとZIDIにはアメリカ産とチュニジア産の

2種類あるようですが、きっとチュニジア産ZIDIのほうが抵抗性を持った品種だと思います。








[ 2011/06/08 22:38 ] 新品種 | TB(0) | CM(12)

Flanders

セレストの会代表のはるみ楓様よりイチジクの苗木を頂きました。

品種名は「Flanders」という珍しい品種で花屋さんが海外より直輸入されたイチジクだそうです。


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プロの花屋さんはどんな栽培法なのか、覗いてみたくなる性格で・・・

小さなポットでの栽培ですが、根はしっかり伸びています。

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イチジクといえばフランス、スペイン、トルコ等の地中海近辺を連想しますが

近年はアメリカで沢山のハイブリッド品種が生まれているようです。

イチジク育種の先駆者といえばコナドリアを産み出したコンディット博士ですが

このFlandersもコンディット博士が作りだしたハイブリッド品種です。

緑がかった黄色い果皮で果重は60g、目は中くらいで硬く裂果しにくい品種だそうです。

とても豊産で美味しくアメリカではベスト5に入る家庭用果樹向きのイチジクだそうです。

さて、どんな果実がなるのか・・・ 収穫が楽しみ

はるみ楓様、ありがとうございました。





[ 2011/02/14 14:00 ] 新品種 | TB(0) | CM(8)