先日、「ロードスを畑に植えているのですが着果が悪い」との問い合わせを
いただきましたので、ちょっと書きます。
ロードスは豊産種ですから小さめのポットに植えつけると翌年には収穫可能です。
しかし肥沃な畑に植え付けますと樹勢が落ち着くまで数年は収量が少ないかも
知れませんね。
樹勢を観察しながら冬場の剪定を調整して下さい。
そして決して1文字仕立てにはしないで下さいよ。
ドーフィンのような1文字仕立てにすると、側枝の伸長が止まらず着果が悪くなりますからね。
参考にはならないかも ですが我が家の7年生ロードスの写真をアップします。

これは春先に亜主枝をバッサリと切断した箇所から伸びた徒長枝です。
伸長は1m70cm程度、節間は広く第15節あたりに小さな幼果が見えます。
肥大するまでには冬になってしまうかな。

そしてこれは、夏果狙いのため冬場に剪定をしなかった枝です。
節間は込み合い新梢の伸びは30cm程度でしょうか。
見るからに重苦しそうです。

そしてこれは冬場に適度な剪定をした枝です。
新梢の伸びは70cm程度で第1節から果実が着果しています。
こんな感じで1本のロードスでも剪定量により着果状態が変わりますから
自分の畑にあった剪定量を見つけだして下さい。
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大変参考になります 有り難うございます。 質問者ではありませんが・・・・
はじめまして、
簡単に書いてしまいましたが参考にしていただきありがとうございます。
栽培条件により成長が違うと思いますから まずは観察をして下さい。
パステリエとレディーホワイトの着果が少ないのも同じ理由かなと合点しました、
もっともパステリエはほとんど落果してしまい樹勢だけは旺盛です。
今年は剪定にも一工夫して見たいと思います。
puzzley様
いやぁ・・参考になるような記事じゃありませんよ。
レディーホワイトは樹勢を早く落ち着かせることでしょうか。
ポットなら問題無く着果するんですけどね。
パステリエはある程度落ち着けば落果せず収穫できるようになりますから
もう少しの我慢ですよ。
実は、ブリジャソッドとレディ何とかを植えた後、ロードスとビオレソリエスを購入していました。
忙しくてブログには載せていませんが…。
どれも強樹勢品種ですが、敢えて一文字整枝にしてみるつもりです。
一文字整枝のダメな点は切り戻しをすることだと思っているので、そこのところを改良した剪定方法で実験してみます。
ですから、一文字整枝“風”ですね。
佐渡では一文字整枝ベースの仕立て方でビオレソリエスを営利栽培しているそうなので、いけるんじゃないかと。
はじめまして。今年 ロードスを一文字仕立てにしようと、横倒しにして植ていますが再検討の余地がありそうですね。
ところで、最近 ザ・キングを購入し8号の鉢に植え替えて元気そうなんですが、樹形は棒苗状で枝分かれが無く1.2m位の高さがあります。今年の冬の剪定をどの様にすればイイのか考えて探していますが、なかなかピンときません。よろしければアドバイス頂けませんでしょうか。
watarun様
いいですねぇ・・
強樹勢品種の1文字仕立てですか。
若者の頭脳で是非斬新な栽培法を確立して下さいな。
学業も大事ですが、イチジクも頑張って またブログにアップして下さいよ。
楽しみに待ってます。
凡人様
はじめまして
私も以前10号鉢にキングを植えてましたが夏果を収穫しようと思うと
グングン上に伸びてしまいヤシの木のようになってしまいました。
ちょっとした風で倒れてしまいリストラしてしまいました。
私がもしもう一度キングを植えるなら こんな方法を試してみたいと思ってます。
冬に地上部15cm程度で剪定し、2本V字型仕立てにします。
翌年はV字型の1本を第1節で剪定し残った1本の亜主枝に果実を着果させます。
翌々年は着果させた亜主枝を第1節で剪定します。
2本の亜主枝に1年ごとに交互に着果させる方法です。
でも試したことありませんからどこかに問題点があるかもしれませんよ。
キングの剪定方法については、こんなのを参考にしてはいかがでしょうか?
http://www.naro.affrc.go.jp/org/warc/research_results/h13/kaju/we13489.html
通常の剪定方法と比較して、面積あたり3倍以上の収量を実現しています。
今年の冬は来年の収穫は諦めて、まずV字型を目標に剪定し その後、一文字に移行するか検討します。
ご指導ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。
そうそう、桝井農場のカタログに山口県の農家さんが実践されてる
栽培法が載ってましたが、こんな感じの変則1文字仕立てでした。
品種はキングだったように記憶してます。
1文字仕立てにせよV字仕立てにせよ 2本の側枝に交互に着果させる
方法が簡単そうですね。
私はヒョロっとした細枝を残すようにしております。
こう言った枝に翌年良く実が付きますね。
日本一の果実様
なるほど、観察がするどいですね。
たしかにそんな感じです。
ロードスの剪定、参考になりました。
うちのルートバック入り地植えロードス、今年は良く
実が生っていますが、たまたま剪定時期が良かったんでしょうね。
ちなみに、ロードスの隣にブリジャを植えてますが、この品種たちは双子のようにソックリです。
ところで、春先の剪定で徒長枝にならず着果の良い品種はありますか?
かじつ畑さま
春先の剪定で徒長枝にならず着果の良い品種?
質問が難しい過ぎますよ
ドーフィン、ブランシュD、バナーネ、Alma、思いつくのは
こんなところでしょうか・・・
でもルートバック栽培でしたら問題なく着果すると思いますが。
ありがとうございます。
ブランシュは超豊産性ですね、今年育てていて思いました。
なるほど納得です。バナーネもそうですか・・・うちのはちょっと
違うようなので環境ですかね。
ルートバックは貸農園の契約上必要ですが、大きな株に育つと
根っこは突き破って出ているようで、根域制限に有効でもないですね・苦笑
もう一つ質問ですが。
剪定しなかった枝の新梢に付いた実は「秋果」で
新梢の下部に付いた実は、冬越しした「夏果」なんでしょか?
質問ばかりですみませぬ<(_ _)>
かじつ畑さま
> 剪定しなかった枝の新梢に付いた実は「秋果」で
> 新梢の下部に付いた実は、冬越しした「夏果」なんでしょか?
そういうことですね。
秋果は今年伸びた枝に付きますから着果部には葉が付いてますが
夏果には葉がありませんよね。
今年、強い剪定をしたバナーネですが、心配したとおり枝だけが伸びました。
来年も強剪定をして試してみたいことがあります。
これです→
http://www.pref.shimane.lg.jp/nogyogijutsu/tayori/115-3.data/p4.pdf#search=%27%E3%82%A4%E3%83%81%E3%82%B8%E3%82%AF+%E7%AF%80%E3%81%AA%E3%82%8A%27
まだ収穫したことが無いので、収穫を目指すべきですが、試してみたいです。
わたなべ様
なるほど収穫時期は早まるってのも面白いですね。
強樹勢のロードスあたりで試してみましょうか。
ただ私達の所は風が強いですから 誘引が必要かも知れません。
いつも参考にさせてもらい、勝手にお世話になっています。
無剪定の誘引で着果を促してみたら、カロンが3年目で初成りしました。
記事の無剪定ロードス以上に枝伸びが悪くなるので、コンパクトに抑えたい方(自分みたいな)には良さげです。
いきなりの書き込み失礼しました。
ノミ様
始めまして、収穫直前のブログ拝見しました。
無剪定で誘引のみで栽培ですか。
イチジクは樹勢が強い果樹ですから樹勢を落ち着かせることが
できたら着果しますよね。
また、食味報告お待ちしてます。
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